ウールカーペットは気持ちいい。その10の理由。

自然は人に安らぎを与えます。ウールは自然素材。
ふんわり柔らかいから優しい。
ウールは暖かさを保つ天然の断熱材。
吸湿力抜群だから、雨の日も爽快。
ウールは室内の空気を浄化。
タバコの火でも燃えないから安心。
埃が舞い上がりません。
汚れにくいからお掃除簡単。
音を吸収するから快適音響。
丈夫で長持ち、だから経済的。
 
自然は人に安らぎを与えます。ウールは自然素材。
 

ヒトと羊は同じほ乳類。生物としてのルーツはとても近く、ほとんど同じアミノ酸から構成されています。だからウールはヒトに気持ちが良く、安らぎを与えます。また、ヒトの体の60%以上は水分といわれます。ウールは繊維中最大の水分率を誇る自然素材。水を弾く石油系の素材とは快適さが違います。
ウールが水分子を引き寄せる分子レベルのイメージ図
 
ヒトの恒常性とウール
ほ乳類であるヒトは、恒温動物で、暑くても寒くても体温を一定にたもつしくみをもっています。このしくみは恒常性と呼ばれ、主に、寒いときは筋肉の収縮による発熱、暑いときには汗の蒸発による気化熱を利用しています。
ウールは繊維中最大の水分率をもち、湿気の処理がうまいことから、暑いときにもヒトの体温を一定に保ちやすくします。また、空気を大量に含んで保温するので、寒いときにも体温を一定に保ちやすくします。ウールが快適なのはこんなところに理由があるのです。
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ふんわり柔らかいから優しい。
 

蒸気で復元するウールカーペット

クッション性がいいのも、ウールカーペットの魅力のひとつです。繊維の一本一本がクリンプというコイルスプリング状になっているので、ふんわりとした柔らかい感触を得られます。子供達がふざけて転んでもショックを柔らかく受けとめますし、お年寄りのいるご家庭でも安心。
また、このクッション性の良さは、模様替えの時でも大活躍。家具を移動させた押し跡も目立たず、もとの柔らかな感触に回復します。ウールはいつまでもふんわりと踏み心地良いフロアを保ってくれます。

いつまでも変わらない踏み心地の秘密は、ウールのSS結合にあります。ウールは主にケラチンという硫黄を含んだタンパク質から構成されていて、ヒトの髪の毛に近い物質です。硫黄のSS結合は、結合力が非常につよく、外的な力ではなかなか壊れず、一般的には薬剤で結合を解きます。パーマはこのしくみを利用したもの。

羊毛に多く含まれるタンパク質システインの構造

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ウールは暖かさを保つ天然の断熱材。
 

ウールは暖かい。よくご存知のことですね。これはウール自体の熱伝導率が他の繊維と比べて低いから。ウールにはクリンプがあることで、その空気を大量に体積の60%も含むことができます。ですから、この空気の層断熱材となって、冬の外からの寒気を断ち、室内の暖かさを逃がしません。また、夏には逆に冷房の効果を高めます。これも繊維の中にエアコンの冷たい空気を大量に含むことが出来るからです。エアコンを止めても温度の上昇が遅いためにいつまでも涼しさを保つことができます。

素材による熱の伝わり方の違い

室内の温度を測る時、一般的には気温を測ります。しかし、気温が一定でも、体感温度が大きく異なる場合があります。これは、輻射熱と呼ばれる、周りの物質がもっている温度が直接伝わる熱のためです。風上でも焚き火が暖かいのは、この輻射熱のためですし、氷柱がおいてあると涼しいのは氷柱に熱を奪われるためです。物質は空気が無くても熱のやりとりをしているのです。
室温が高くてもコンクリートの壁が冷たいと、冷たく感じるのはこのためです。ウールはヒトに極めて近いタンパク質であるため、熱の持ち方も似ています。極端に暑くなることもなければ、極端に冷たくなることもない。人肌温度のウール。ウールのカーペットが素足でも暑くも冷たく感じないのは、こんなところにも理由があるのです。

繊維の熱伝導率

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吸湿力抜群だから、雨の日も爽快。
 

高温多湿の日本。梅雨時や秋の長雨などは、ユーウツな気分になってしまいます。でもウールカーペットなら、湿度を吸収し、なんど四畳半の大きさのウールカーペットの場合、コップ8杯分の湿気を繊維内部に吸い取ることができます。しかも、湿気を吸っても表面はいつもさらさらっとしています。


繊維の吸湿率

 

 吸湿率が最大なら、なぜウールのタオルがないの?と思う方、きっといらっしゃるでしょう。吸水率と吸湿率は異なります。タオル(一般的に綿素材)は、繊維と繊維の間に水をため込みます。こちらは液体。吸湿率は、湿気を繊維内部に取り込む量のこと。湿気は気体。ウールの持つ「手」(塩基、アミノ基、カルボキシル基)が水を分子レベルで捕まえます。
一般的には目にすることがないウールのぞうきんですが、ウールは油も良く吸い取るため、オイル吸着マットや、石油タンカー内壁の清掃用に、ウールのぞうきんが使われています。
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ウールは室内の空気を浄化。
 ウールが取り込むのは湿気だけではありません。様々な有害物質を繊維内部に取り込み、安全な他の物質に変換します。ウールのようなタンパク質には沢山の「手」があって、様々な物質を取り込むことができるのです。新築宅や改修後のホルマリン等の有害物質もウールカーペットできれいになり、臭いも気にならなくなります。(人により感じ方に違いがあります。)

石油を燃やすとかなりの量のホルムアルデヒドが放出されます。石油ファンヒータも例外ではありません。(FF式を除く)また、ガスコンロも同様です。冬の締め切った室内は外気より空気が汚れているという報告もあります。「新築じゃないから、大丈夫」、というものでもないのです。ウールなら、汚染物質を放出しないだけでなく、吸収してくれるので安心。しかも、その効果は、計算上、製品寿命を上回っています。


試験:大阪府立産業技術総合研究所
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タバコの火でも燃えないから安心。
 火事の原因といえば、やはりタバコの不始末。でもウールカーペットなら安心です。万一、タバコを落としても、パイルの先端を焦がすだけで、燃え広がりません。というのもウールの構成分子には、燃えにくい窒素が沢山含まれ、さらに繊維が水分を沢山含んでいるために発火点も高いのです。それにはウールはもともとが、動物性繊維。火をつければ燃えますが、パイルの先端が炭化するだけです。焦げ跡部分は、ブラシでこすってオキシドールを含ませたガーゼでふけば元通りの美しさです。


素材による燃焼特性の違い

火災で恐いのは、炎もさることながら、一酸化炭素中毒。ウールは、危険な一酸化炭素ガスの放出量が低く、煙も透明に近くて安心です。

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埃が舞い上がりません。
 ウールの複雑な構造が埃を抱え込み、埃が舞い上がるのを防止するので、お部屋の空気はいつもきれいだし、高いところにも埃が溜まりにくいのでお掃除も楽々。ウールカーペットは静電気が起こりにくいので、軽く掃除機でお手入れするだけで、お部屋の空気も、カーペットもいつもきれい。
アレルギー反応がある人の場合、埃やダニが、呼吸器に入り、喘息発作を引き起こします。だから、室内の空気がきれいなことは、喘息のアレルギー反応がある人にはとても大切な事なのです。特に近年、コマーシャルの影響で嫌われているダニですが、本来、人間と共存してきた生き物ですし、ダニの全くいない環境は人間にもとても辛い環境なのです。アレルギー反応があるひとはともかく、アレルギー反応のない人までが、ダニを毛嫌いする必要はないかもしれません。

ウールのクリンプ画像
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汚れにくいからお掃除簡単。
 



ウールの構造

ウールは、他の繊維に比べて三〜五倍も汚れにくいといわれています。というのはウールの表面はエビキューテクルと呼ばれる膜で覆われているため。たとえば、ジュースをこぼした時でもすぐに拭き取れば、染みにもなりにくいのです。

またウールは繊維の中に湿気をほどよく含んでいるため、静電気が起こりにくく、ホコリやチリもつきにくい、といえます。つまり、毎日のお掃除も手軽でカンタン。クリーニングの回数も少なくて済みます。ワンパクざかりのお子さんをお持ちのご家庭や合理的なお掃除をお望みの奥さんにおすすめです。ウールは湿気を繊維の内部に取り込みますが、表面は撥水性。だから、ウールは水を弾くのです。もちろん、水溶性の汚れもはじきますから、ウールは汚れにくいのです。
焦げ付き防止のフライパンや、車の防汚加工と同じしくみを自然に備えているということでしょうか。だから、一端汚れても、サッと拭き取れば、染みにもならず、きれいになります。
また、静電気が起こりにくく、埃を寄せ付けないのも、汚れにくい理由の一つです。
汚さないコツは、汚れたら、すぐに拭き取ること。汚れを放置しておくと、繊維内部にしみこんで、だんだん取れにくくなります。

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音を吸収するから快適音響。
 

ウールカーペットには雑音や騒音を吸収するという特性があります。というのも、ウールの繊維には、クリンプという自然の縮れがあるから。縮れているので、繊維と繊維が複雑に絡み合って空気の層をつくり、それが雑音や騒音を吸収してくれるのです。足音や話し声などの反響も防ぎます。コンサートホールや、レコーディングスタジオでウールカーペットが利用されているのは、ウールのこんな力を生かしているから。階下への足音が気になるマンションや隣が近接しているお住まいには、とくにお勧めです。
クリンプとクリンプの隙間が、雑音や騒音を吸収。純粋な美しい音だけが聞こえます。この特性を生かして、フルートやクラリネットのタンポにもウールは使われています。

デパートの高級婦人服売り場へ行くと大抵ウールのカーペットが敷き詰められています。また、一流ホテルのロビーやレストラン、客室でもやはりウールカーペットが使われています。こういった「落ち着く」場所にウールカーペットが使われる理由は、見た目の高級感もさることながら、余分な雑音を吸収し、静かな環境を創り出すウールカーペットの特徴が最適だから。ウールの表面には鱗状のキューティクルがあり、さらにウール独特のランダムな縮れがあるために、複雑な音の反響をもたらすというワケです。これは合成繊維にはマネのできない、自然の力。落ち着いたご自宅をお望みなら、やはりウールカーペットです。

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丈夫で長持ち、だから経済的。
 

ウールの縮れクリンプは、人工的な加工ではなく、自然なもの。だから、ペチャンコにヘタったり、毛並みが寝てしまうこともありません。家具の下でつぶれたように見えても、ウールカーペットなら、蒸気をあてれば、元に戻ります。髪の毛の癖毛の形状が変わらないと同様、いつまでもクリンプの形状を維持出来るのがウールです。ウールは、いわば天然の形状記憶繊維なのです。

ウールマークのカーペットは安全な防虫加工が施してあり、虫に食われる心配もありません。ウールを食べる虫は、日本では4種類が知られており、ヒメマルカツオブシムシ、カツオブシムシ、ガ、コイガで、卵からふ化した幼虫がウールや、繊維についた汚れをエサにします。

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