原料ブレンドの醍醐味
皆さんが手編み毛糸を買うときに、一番気にするのはなんですか?
色、糸の太さ、もちろん価格も大切な要素です。
作る側にとって、一番大切なのは、なんといっても糸の「ふくらみ」です。
しかしそれだけではありません。「はり」「こし」と呼ばれる糸の反発性、弾力性、また「柔らかさ」も大切です。
はりこしと柔らかさは相反する特徴で、一見同時に実現するのは不可能にも思えるのですが、それを可能にするのが様々なタイプの羊毛原料を組み合わせること、つまり羊毛原料のブレンドです。
その絶妙な羊毛原料のブレンド内容が、バランスのよい手編毛糸を作り出します。
羊毛原料のブレンドを決定する作業はこの1点を見つけ出す作業といえるかもしれません。
一口に羊毛原料といっても、合繊のように均一な繊維と違い、実に様々なタイプがあります。
太さや長さ、色と光沢、縮れ具合など本当に多種多様です。
ちょうど人間に個性があるように、羊毛原料も個性の産物と言えるんですね。それら様々なタイプの羊毛原料を組み合わせ、それぞれの個性を引き出すことにより、ふくらみやはりこし、柔らかさなど様々な特徴を持たせたものが手編毛糸であり、羊毛原料ブレンドの醍醐味なんです。 |
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ふくらみ ふくらみとは、糸を構成する一本一本の繊維間に含まれる空気の量。ふくらみがあるほど、含まれる空気が多くなって、軽く仕上がる。
はりこし
はりこしは、糸のしっかりとした反発力、弾力性。
柔らかさ
しなやかさ。触ったときの手触りに大きく影響する。柔らかさが大きすぎるとふくらみが無くなっていく。
アクリルとウールの違いは?
アクリルの手編み糸はコストも安く、安価に販売されているので、ご利用になる方も多いと思います。
アクリルの手編糸は、基本的には、繊維の太さを決めるだけなので、羊毛よりははるかに簡単なうえ、大量に短時間で処理できるので、安価にできるわけです。アクリルには吸湿性がほとんどありませんので、静電気を起こしやすく、蒸れやすいので、より快適なのは羊毛でしょう。また、ウールの表面は水性汚れを弾くので汚れにくいのも特徴です。
(ウールマークより補足) |