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| 現在、世界中で飼育されている羊の数は約10億6,660 万頭、その産毛量 は洗い上げベースで153万トンと、全世界で生産される総ての繊維の3%を占めています(IWS「WOOL
FACTS1997」による)。 哺乳類、偶蹄目、ウシ科に属するこの羊から採取されるウールは、有史以前から今日に至るまで、人類の生活に大きく貢献してきました。この羊の種類は
3,000余種といわれていますが、その中で特に我々とのかかわり合いの大きい主な羊種について、その特徴等を紹介します。 |
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Mohair
モヘア
アンゴラ山羊(Angora Goat)の毛。
滑らかで白く美しい光沢を持った繊維。トルコが原産。 |
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Cashmere
カシミヤ
カシミヤ山羊(Cashmere Goat)の毛。
中国、中央アジア、イラン、イラク、トルコ、チベットなどに広く棲息するが、中国北西部で最も多量に産出される。繊維が細く、柔軟で、独特のぬめりのある手触り、深みのある色彩などの特徴を持つ。
毎年、晩春に脱毛するので、脱毛する前に大きな櫛でできるだけ刺し毛(Hair)を抜かないように梳き取るのが最上の採毛方法といわれている。中国産は14.5〜16.5ミクロン、25〜90mmと非常に細く柔らかいので、毛布に多く使用される。ウールとよく似ているが、スケールはウールより少ない。 |
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Camel
キャメル
ラクダの毛。
ラクダにはアラビア、アフリカに棲息する「こぶ」が一つの単峰種と、イラクの東部、ロシア南部、中国北西部を含む中央アジアの砂漠地帯の二つ「こぶ」の双峰種の2種類がある。
前者は毛が短く太いので、ほとんど利用されない。毛布などに使用されているのは後者のもの。このラクダには太さ15〜24ミクロン、長さ25〜125mmの非常に細く、柔らかい弾力性を持ったラクダ色主体の毛と、太さ15〜120ミクロン、長さ125〜300mm位の褐黒色の剛毛が体表に混生している。
ラクダの毛は毎年、晩春に抜け替わるので、その時に落ちたものを拾い集めて、剛毛(Hair)を分離し、細い毛(Wool)だけを使用する。剪毛はしない。
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Alpaca
アルパカ
ラクダ類のラマ属に属する動物の毛。
南米ペルーの中部から南部、およびボリビアなどに分布し、海抜3,650m以上の高地に棲息している。ウールとヘアーの両方の特性を持っている。
手触りは滑らか、弾力と絹様の光沢を持ち、繊度が揃っている。若い間は23ミクロン位であるが、年齢とともにだんだん太くなり、27〜28ミクロン位になる。毛の色は、こげ茶、灰色、淡茶、白、黒、混色などいろいろある。 |
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Llama
ラマ
ラクダ類、ラマ属に属する動物の毛。
同属にはアルパカ(Alpaca)、ビキューナ(Vicuna)などがいるが、いずれも南米太平洋側の3,600m以上の高地に棲息している。
この中で、ラマは一番大型の動物で、毛は30ミクロンより細いものから、50ミクロン以上の太いものまでが混生している。 |
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Vicuna
ビキューナ
ラクダ類、ラマ属の一種で、南米西部のエクアドルからアルゼンチンへかけてのアンデス山脈の6,000〜7,500mの高地に棲息している。
背丈80センチ前後、体重35〜45kg位で、ラマ属で最も小さい動物。体表に10〜14ミクロン、長さ20〜50mmの毛が密生している。
非常に臆病な動物であるため家畜化ができず、絶滅寸前。したがって、保護政策が取られており、狩猟および取引が禁止されている。 |
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Guanaco
グァナコ
ラクダ属、ラクダ科の一種。
ペルーが原産地。
アルゼンチンに野生の状態で棲息している。毛の長さは250mmにも達し、粗剛なものと、18〜24ミクロンのワタ毛が混生している。毛の色は、背が赤茶色、腹部が白色。紡毛原料、毛布の原料として用いられている。
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Angra
アンゴラ
モヘア(アンゴラ山羊)のように長く白い毛が育つことから「アンゴラ・ラビット」と名づけられた兎。
フランスを中心にチェコ、ドイツ、中国、日本などで飼育されている。その毛は手触りがやわらかく、軽く、パステルカラーの発色が良い。ニットに向く。 |
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