最近耳にするホルマリン。

その正体は何?赤ちゃんには、はどんな影響があるのでしょうか。どうすれば赤ちゃんをホルマリンから守れるでしょうか。ウールとの関係は?専門外ながら、健康住宅にこだわる講師のノウハウをご覧下さい。

ホルマリンてご存じですか? その1

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ホルマリンって何?
ベビーのホルマリン規制
室内のホルマリン
ウールの不思議
赤ちゃんをホルマリンから守る
 
 
ホルマリンって何?

 ホルマリン(ホルムアルデヒド)という言葉を最近よく耳にするようになりました。
昔は研究室や学校、薬品を使う工場にしか縁のないものでした。
今は、VOC=ブイオシーという、体によくない物質として、特に新築住宅の室内空気の汚れの代表としてとらえられています。これを吸うと、頭が痛くなったり、吐き気やめまいといった症状が起こります。「シックハウス症候群」と呼ばれる症状です。また、発ガン性も指摘されています。

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ベビー衣料のホルマリン規制

実は、ベビー衣料や用品では既にホルマリンの規制
が導入されています。それは、かなり古く昭和50年までさかのぼります。 当時メーカー側は(たぶん)ぶつぶつ言ったでしょうが、今となっては、時代の先を行く英断というべきでしょうか。
ベビー衣料が完全密封され、店頭で封を開けることが許されないのは、開封と同時にベビー衣料がホルマリンに汚染されるかもしれないからです。また、商品の運搬時やお持ち帰りの時にも完全密封されていれば安心です。

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室内のホルマリン規制
お持ち帰った後、オムツカバーは開封してタンスにしまいます。
不思議なことに、タンスや住宅など室内にはホルマリンの規制がないんです。(注:2003年7月より、住宅に関しては規制が始まりましたが、家具はまだ規制がありません。)
あれだけ厳重に梱包された商品をタンスにいれたとたん、ほぼ確実にホルマリンに汚染されます。家具だけでなく、ベニヤや壁紙からもホルマリンが放出されています。家が新しいほど沢山ホルマリンがでて、気分が悪くなったりします。
ここからは、商品がウールか他素材かで違いがでます。
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ウールの不思議
ウールの場合、たとえホルマリンに汚染されても、ホルマリンを急速に吸い取ります。だからウールからはホルマリンが再放出されにくいのです。信じられない方も多いかもしれませんが、これは何の加工にもよらず、どんなウールでも等しく起こる自然現象です。洗濯で薬剤加工が洗い落とされることもなく、副作用もありません。
オムツカバーでは室内のVOCをきれいにするところまでは行きませんが、例えば、ウールカーペットを敷くだけで、室内のVOCは激減します。(ニュージランド羊毛研究所、北里大学、大阪府立総合産業技術研究所などの研究結果)


ウールのホルマリン吸着は、新規のホルマリン発生がない実験では、ほとんど完璧といえるレベルで行われます。 また、連続発生という環境でもきわめて有効で、他素材を引き離して います。


素材がウール以外の合繊や綿では、ホルマリンに汚染された場合、そこから再放出されます。いずれの場合も洗濯できれいになりますが、洗濯するまでの違いは明らかです。

1)ウールはホルマリンをよく吸着し、再放出はわずか。効果も長期間続く。
2)他の繊維では、一般的にホルマリンを吸着しないので、汚染されたら、逐次放出する。

すでに、30年近く前に規制され、購入するときに袋から出すことさえNOと言わせるホルマリン。影響は少ないほど良いですよね。

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赤ちゃんをホルマリンから守る。

どうすれば、赤ちゃんをホルマリンから守れるでしょうか。
これはかなり難しい問題です。 この原稿を書いている最中の、2002年10月8日にNHKの「クローズアップ現代」という番組でVOCの被害に悩む堺市の保育園の様子が放映されていました。結局、番組では、開発中の活性炭入りウールカーペットを使い、当面の危機を回避する、という結論でした。
活性炭は極めて即効性が高く、優秀な消臭材でもあるわけですが、効果が持続しません。一方ウールのカーペットは、今までの研究から、製品寿命を超える長期にわたって、ホルマリンを吸着し続けることが解っています。
ダニ問題で嫌われるカーペットですが、ウールのカーペットなら、ホルマリン対策として極めて有効です。VOCでお悩みの方は、ぜひ、ウールの(願わくばウールマーク付)カーペットを試されては如何でしょうか。

ウールのカーペットを敷くことで、室内空気の汚染は劇的に減少します。別項目で触れる予定のダニ問題で嫌われているウールカーペットですが、人類が2万年以上使ってきたた実績はもっと積極的に評価してもよいと思います。

製造方法が新しくなった現在でも、通常ウールカーペットからはVOCは検出されず、高い吸着性能が確認されています。 合繊や綿の素材であれば、一端ホルマリンに汚染されると、洗濯するまではホルマリンを放出し続けます。しかし、ウールの素材であれば、たとえ汚染されても放出量はわずかです。(大阪府立産業技術研究所の試験では、ウールカーペットで0.5%の再放出率)普通の家庭ではホルマリン検知器などありません。ウールなら、安心して使うことができるわけです。人類の知恵というよりは、羊が天から授かった宝物、というべきでしょうか

ウール以外の解決策について、 いくつかのポイントを挙げますので、次のページを覗いてみて下さい。なお、 私の専門のウールとは関係の無い分野なので細部では間違いがあるかもしれません。ご了承ください。(インターネットの検索で「ホルマリン」とか「室内空気」とか「シックハウス」などで検索すると沢山出てきます。一度お試しください。)

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ホルマリン その2へ


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