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ウールケア

ウールスーツのお手入れ


多くの男性にとって、良質なウールのスーツは一生のうちで購入する服の中でも最も高価な品かもしれない。せっかく高いお金を払うのだから、正しくケアしていつまでもきれいに保ちたいものだ。洗濯の頻度、ドライクリーニングは安全かどうかなど、ウールスーツのお手入れについてきちんと知っておくことは、単にフレッシュなにおいを保つというだけでなく、服をいつまでも長く着続けるために大切なことだ。

本当に必要な場合のみドライクリーニングに出す

まず覚えておくことは、ドライクリーニングは最後の手段とすること。最近のドライクリーニングは、強い化学薬品を服に吹きかけて洗浄する。たまにならそれほどダメージを与えることはなさそうだが、多くの男性がドライクリーニングをし過ぎるという間違いを犯し、その結果繊維は次第に傷んでいき、スーツが色あせてしまう。正しい維持管理方法を守っていれば、ドライクリーニングは年3回程度で十分なのだ。

連続着用を避ける

最も簡単な管理方法は、ウールスーツの清潔な状態を保つために一回着用するごとに回復期間を与えることだ。同じスーツを2日間続けて着るのは避けた方が良い。手持ちのスーツを順番に毎日替えるようにして、一回着用するごとに回復期間を与えれば、劣化を防ぐことができる。

使用していない時には、布製のスーツカバーをかけておこう。プラスチックやキャンバス地は避けたほうがいい。布製のカバーは虫食いから服を保護し、通気性も良いので、特にウールのスーツにはお勧めだ。

ハンガーにかけて空気を通す

着用後はすぐにハンガーにかけてスーツに空気を含ませるようにすると、においがつくのを防ぐことができる。ウールは呼吸する天然繊維だ。つまり、空気を通して衣類が吸収した湿気を外に発散してくれる働きがある。そのため、ウールは年間を通して美しく着こなすことのできる素材といえる。

ハンガーは、天然の木材で作られたものを使用するといい。肩の自然な曲線に合わせた丸みのある形を選ぼう。肩に沿った曲線がスーツの形を保ち、木材が着用後の衣服から湿気を吸収する。

アイロンではなく、衣類スチーマー

高温の熱はウールを傷めるので、アイロンはできれば避けた方が良い。良質の衣類スチーマーは決して安いものではないが、衣類のケアを考えるという長い目で見れば賢い買い物と言える。

ポータブルのスチーマーは、毎日の着用や誤った保存法で生じるしわをのばし、蓄積した汚れも取り除いて、奇麗で清潔な状態を長持ちさせる。

ドライクリーニングの前にブラシがけ

ドライクリーニングに頼るのではなく、良質なスーツブラシにお金をかけて、着用後には毎回丁寧にブラシをかけるようにした方が良い。

そうすることで、スーツを傷めることなく、においの原因となる汚れや細かいごみを取り除くことができる。できれば、人工の素材でできたブラシよりも服にやさしい本物の動物の毛を使ったブラシを選ぼう。

ベンジャミン・ジャッド(Benjamin Judd) はシドニーをベースとするライターで、『Sydney Morning Herald』や『Australian Financial Review』を含むオーストラリア最大規模の出版物に掲載されてきた。また随時ラジオに出演し、現代のメンズ スタイルについて語っている。